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陶器にカビが生える原因は?予防方法とカビが生えたときの対処法

はじめに

陶器を使っていると、「黒い点のようなものが出てきた」「なんとなくカビ臭い気がする」と感じることがあります。

陶器は磁器に比べて吸水性のあるものも多く、使い方や保管方法によっては水分が器の内部に残りやすい素材です。

そのため、しっかり乾かさないまま収納してしまうと、カビや匂いの原因になることがあります。

今回は、陶器にカビが生える原因と、普段からできる予防方法、そして実際にカビが生えてしまった場合の対処法についてお話しします。

なぜ陶器にカビが生えるの?

陶器の表面には、目には見えないほど細かな隙間があります。

特に吸水性のある陶器は、洗った後の水分や料理の汁などをわずかに吸い込むことがあります。

その水分が器の内部に残ったまま、風通しの悪い場所へ収納されると、カビが発生しやすい環境になります。

また、料理の油分や食べ物の成分が十分に落ちていない場合も、カビや匂いの原因になることがあります。

つまり、陶器のカビを防ぐために最も大切なのは、

「きれいに洗うこと」と「しっかり乾かすこと」

この二つです。

カビを防ぐために大切なこと

使用後はなるべく早く洗う

使った器を長時間そのままにしておくと、料理の油分や汁が器に染み込みやすくなります。

特にカレーや煮物、油を多く使った料理などを盛り付けたあとは、なるべく早めに洗うことをおすすめします。

洗う際は、やわらかいスポンジと中性洗剤を使い、料理の汚れをしっかり落としてください。

洗ったあとは十分に乾燥させる

陶器を長く使ううえで、私が特に大切だと思っているのが「乾燥」です。制作の際にもかなり重視するのが乾燥の工程なのですが、やはり陶器を扱う上で大事なのは「乾燥」です。

表面が乾いているように見えても、器の内部にはまだ水分が残っていることがあります。

そのまま食器棚へ重ねて収納すると、水分が逃げにくくなり、カビや匂いの原因になることがあります。

洗った後はすぐに収納せず、しばらく風通しのよい場所で乾燥させてください。

器によっては、一晩ほど出しておいてもよいと思います。

湿気の多い場所に収納しない

食器棚の中も、場所によっては湿気がこもります。

特に梅雨の時期や夏場は、湿度が高くなりやすいため注意が必要です。

食器棚をときどき開けて空気を入れ替えたり、器を詰め込みすぎないようにしたりするだけでも、湿気がこもりにくくなります。

カビが生えてしまった場合は?

もし陶器にカビのような黒ずみが見つかった場合は、まず食器用洗剤で丁寧に洗ってみてください。

表面に付着しているだけであれば、それだけで落ちる場合もあります。

それでも落ちない場合は、酸素系漂白剤などを使う方法もあります。

ただし、器の装飾や素材によっては漂白剤が向かない場合もありますので、使用する前に作家やメーカーの案内を確認してください。

金彩や銀彩などの装飾が施されている器や、特殊な仕上げのものは特に注意が必要です。

また、カビのように見えても、実際には料理の色素や茶渋などが染み込んでいる場合もあります。

無理に強くこすったり、研磨力の強いスポンジを使ったりすると、器の表面を傷めることがありますので注意してください。

煮沸すればカビは取れる?

カビや匂いが気になるときに、煮沸を考える方もいるかもしれません。

陶器によっては煮沸できるものもありますが、急激な温度変化によって器が割れる可能性があります。

そのため、いきなり熱湯へ入れたり、煮沸した器をすぐに冷水へ移したりすることは避けた方が安心です。

煮沸をする場合でも、ゆっくり温度を上げ、自然に冷ますようにしてください。

ただし、すべての陶器に煮沸が適しているわけではありません。

心配な場合は、まず購入した作家やメーカーへ確認することをおすすめします。

普段のお手入れで十分防げます

「陶器はカビが生えやすい」と聞くと、少し扱いが難しいように感じるかもしれません。

ですが、普段から

・使ったらなるべく早く洗う
・しっかり乾かす
・湿気のこもらない場所へ収納する

この3つを意識するだけでも、多くの場合は問題なく使うことができます。

陶器だからといって、毎回特別なお手入れをする必要はありません。

少しだけ素材の性質を知っておけば、普段の食器と同じように気軽に使うことができます。

まとめ

陶器にカビが生える主な原因は、器の中に残った水分や、料理の汚れ、そして保管場所の湿気です。

予防するうえで最も大切なのは、使用後によく洗い、十分に乾燥させてから収納することです。

もしカビのような汚れが出てしまった場合も、まずはやさしく洗い、それでも落ちない場合は器の種類に合わせた方法で対処してください。

陶器は少しだけ素材の性質を知っておくことで、長く気持ちよく使うことができます。

毎日の暮らしの中で、あまり難しく考えすぎず、器との付き合いを楽しんでいただければと思います。

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